ジャンルや世代を超えて愛され続け、2023年12月30日、73年の生涯に幕を閉じた国民的シンガー八代亜紀。
歌手として『雨の慕情』『舟唄』など、数々のヒット曲を歌い続けた一方で、画家として繊細な筆致と写実画で、数多くの絵画作品を描き続けていました。
2024年3月26日に開催をした「八代亜紀 お別れの会~ありがとう・・・これからも~」から1年。この度、没後初となる回顧展を開催。
八代亜紀が大切にしていた言葉「ありがとう」。お別れの会のサブタイトルになっていた「ありがとう・・・これからも」を本展へ承継し、本展のタイトル「生きる」は、八代亜紀が生前に書いた詞の題を意味しています。詞「生きる」は、命の終わりすら感じていない、病を患う前に書かれ、胸の内にあった力強い想いが記されています。本展では、詞「生きる」の直筆ノートも展示。
また、会場の音声ガイドは八代亜紀の合成音声がご案内をし、絵画作品における説明は、親交の深かった宮本隆治がご案内。
歌手と画家、それぞれの側面で表現し続けた、アーティスト八代亜紀の軌跡をたどる回顧展です。