下田顕生氏は、色ガラスを組み合わせ、ホットワークを主な技法とし制作しています。
ガラスの透明感と柔らかな曲線を生かし、金魚を始めとし、生き物をユーモラスかつ表情豊かに表現しています。
近年は、浮世絵・古典絵画からもインスピレーションを受け、歌川国芳の「金魚づくし」や、河鍋暁斎の戯画に描かれた蛙などをガラスで表現した作品は絵画の世界観をそのままに、下田顕生の個性を織り交ぜて楽しい雰囲気に溢れています。
今展では、大津絵に出てくる鬼をモチーフに、鬼たちがさまざまに可愛らしくポーズを取った作品を始め、さまざまなモチーフを展覧いたします。