このたび西武池袋本店では「第42回 松﨑 融 木漆展」を開催いたします。
松﨑先生は1944年東京に生まれ、30歳で民藝の巨匠・島岡達三氏の指導を受けました。その後、国画会を中心に作品を発表、さらに欧米で活動され数々の美術館に作品が収蔵されるなど内外で高く評価されています。西武池袋本店では1983年の初個展以来、毎年個展を重ね、産地の漆器にはない独自の作品世界を創りあげてこられました。上塗りには国産漆を使うことにこだわり、何度も塗り重ねることによって、日常使う漆器としての堅牢さ、その中で育ってゆく美しさをあわせ持つ作品となっています。本展では、箱、盆、蓋物、椀など約60余点をご紹介いたします。
日々の暮らしを豊かにするとともに、作家の人柄が反映された温かみある作品をぜひご高覧ください。