西武そごう

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SUMMER SPARKLE さぁ、この夏、輝こう。

会期:514日(火)819日(月) 会場:各店=対象売場

※会期は店舗により異なります。

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どこへ行ってもいつもの愛用品と共に暮らすように過ごす旅

6.25 (Tue) UPDATE

賢い夏tips どこへ行ってもいつもの愛用品と共に暮らすように過ごす旅

いよいよ本格的な夏が目前に迫っています。今年の夏の旅計画は進んでいますか? 旅とは、新しい人や景色に出会い、自分を見つめ直すよい機会でもありますよね。
エキスパートに聞く「夏のとっておき」シリーズ第5弾のテーマは旅。今回は、モデルであり実業家であり、さらに世界3大ミス・コンテストの一つ、ミス・ワールド・ジャパン2016年度日本代表の吉川プリアンカさんです。多忙な彼女にとって飛行機に搭乗することは、空の旅というよりも電車に乗り込むことと大差はなく、もはや目的地までの移動手段と言うアクティブな吉川さん。そんな世界を巡る達人でもある彼女に旅先での豊かな時間の過ごし方を伺いました。夏旅の前にぜひチェックしてみてください。

吉川プリアンカ

吉川プリアンカ

株式会社イーストヘンプ代表、モデル。インド人の父親と日本人の母親を持つミックス。英語、日本語、ベンガル語を話すトリリンガル。象使いの資格を持つ。世界3大ミス・コンテスト、ミス・ワールド・ジャパン2016年度日本代表。2017年、京都国際観光大使を拝命。ツーリズムを通じて、インドと日本の絆を深める活動をしている。また、子どもの口蓋裂の治療支援を行うNPO法人「スマイルアジア」、東ヒマラヤの継続的な町興しや環境保全、野生象の保護を行うNPO法人「バリパラ・ファウンデーション」の国際大使を兼任。2017年ReRを設立(データマーケティング広告業)、2019年3月株式会社イーストヘンプ(事業コンサル・商品開発・マーケティング戦略)代表取締役社長就任。

旅先のお部屋で

旅先のお部屋で(写真提供:吉川プリアンカさん)

私の場合、旅といえば、「暮らすように過ごす旅」が定番です。海外では、大体2週間ほど滞在し、宿泊は主にシェアリングサービスを利用しています。コスパがよく、現地での暮らしをより楽しめる空間に滞在したいからです。毎日外食ばかりだとカラダに負担がかかるので、キッチンがあると食べたいものをつくれるので体調管理もできます。そして、あれこれ予定を詰め込まず、気の向くままにゆったり過ごします。

旅の必需品は、お出汁といつも愛用しているお気に入りの3つのフレグランス。お出汁は、日本食が恋しくなった時に、味噌汁やうどんをつくってみたりします。うどんは現地の友人たちにも喜ばれることが多いです。それと、旅先でもいつも使っているフレグランスを付けるのがルーチン。香りは自分を癒やしてくれたり、感情を一瞬にして喚起してくれるものだから。リラックスする香りは旅先での緊張感をほぐし、躍動感あふれる香りやモダンな香りは出かける時のスタイリングの仕上げにと使い分けて、気持ちを高めたりしています。
普段の生活は安全で、何をするにしても勝手がわかっていますが、海外ではそれが未知の領域です。移動も食事も、日常とは違う経験が待っています。その日の気分で行動し、好奇心のままに巡ることで、“感じる力”を養えるのだと思います。しばらく日本を離れると、あらためて身の回りにある日本の美意識や和の魅力、豊かさにも気付かされます。だからこそ、コンファタブルゾーン(快適なエリア)から離れて、自分自身を成長させるためにも旅は必要だと思います。

左 インドの西ベンガル、コルカタにて。右 アルナーチャル・プラデーシュにて。

左 インドの西ベンガル、コルカタにて。 
右 アルナーチャル・プラデーシュにて。(写真提供:吉川プリアンカさん)

私は日本で生まれましたが、幼少期はアメリカとインドで過ごし、12歳で帰国しました。インドは大好きで、実家があるコルカタは定期的に訪れ、ムンバイやゴアなどを周遊してから日本に帰ってきます。特に南インドの朝ごはんが大好きで、なかでも伝統料理のドーサがお気に入り。豆と米粉をすり潰して発酵させた生地を薄く焼いたもので、パリパリしたクレープのような食感はやみつきになります。
インドでは、心とカラダの健康を保つためにアーユルヴェーダという伝統医療があります。ハーブを用いた食事療法やスキンケア、ヨガ、呼吸法を取り入れ、毎日の暮らしを心地よく過ごすことを大切にする考え方です。インドにいる時は、ヨガや瞑想をしたり、バスタブに精油を入れて芳香浴をしたりなど、アーユルヴェーダ式ライフスタイルで心もカラダもリラックス。その土地の空気と時間の流れに身を委ねて、ゆっくり過ごす旅。それこそが贅沢な時間の過ごし方だと思います。

旅行に行く前は、仕事が終わらなかったり、何かと慌ただしくなることがありますよね。私は必ず持っていく化粧品類とガジェット類はポーチにまとめてセット済みです。洋服は急なお呼ばれがある場合に備えて、ジャケットとドレッシーなワンピースを1着ずつ用意します。靴は、ヒールのあるシューズ1足と、ファッショナブルなスニーカーと歩きやすいスニーカーの2足、サングラス、レインコートを持っていきます。プールやサウナでリラックスするための水着も欠かせません。
日中は、外に出ている時間も多いしですし、リゾートでは紫外線が強いため、日焼け止めは必須です。SPF30~50のプロテクト効果のあるフェイシャルローションやリップバームを必ず持っていきます。これらを持っていけば安心ですし、足りないものは現地で買ったりもします。

上:ミス・ワールド世界大会で。下:アジアの代表たちと行ったベトナム旅行の一コマ。

上:ミス・ワールド世界大会で。下:アジアの代表たちと行ったベトナム旅行の一コマ。
(写真提供:吉川プリアンカさん)

人生は旅に似ていると言いますが、旅もまた人生に似ていると感じます。旅には人との縁や新たな出会いのチャンスがたくさんあり、気が合えば仲間ができ、友だちが世界中に増えていくことはとても豊かなことです。ミス・ワールド日本代表だった時、世界大会はアメリカのワシントンD.C.で行われました。物の見方や考えが異なる120カ国の代表たちと競い合う環境の中で、異国の地で約1カ月間、強い気持ちを持って挑戦しながら深めた交流は、勇気と自信と温かさに触れる有意義な時間でした。
そこで出会った、ベトナム、タイ、スリランカ、インド、フィリピン、ネパール、ミャンマー、インドネシアの8カ国のアジア代表たちと意気投合し、大会が終わった後も交流は続いています。私たちは“ミス・ワールド旅行部”を立ち上げ、旅を通じてさらに絆を深めています。写真はミス ベトナムのオーガナイズで現地集合・現地解散のベトナム旅行でみんなと再会した時のものです。その地の文化や美しさを知るためにみんなでアオザイをつくったり、さまざまなレストランに行ったり、近況報告におしゃべりが尽きませんでした。

そろそろトロピカルな南国の太陽が恋しい季節。今年はバリに行ってみたいと考えています。豊かな自然があり、花々はきれいで、朝は鳥の声で目覚め、ガムランの演奏がどこからともなく聞こえてくる。静謐で個性があるバリはまさに楽園です。心ゆくまでくつろいでみたいです。

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