西武そごう

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SUMMER SPARKLE さぁ、この夏、輝こう。

会期:514日(火)819日(月) 会場:各店=対象売場

※会期は店舗により異なります。

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涼しくてもくだけない、ほどよくきちんと感があるのが鍵

5.28 (Tue) UPDATE

夏に涼しく着こなすスタイリングの秘訣 涼しくてもくだけない、ほどよくきちんと感があるのが鍵

プロフェッショナルたちが、旬の気分を漂わせながらも涼しく、楽しめる、着こなし方をレクチャーする第2弾。メンズは、スタイリストの宮崎司さんがご提案。旬のシャツの色は? いち早く手に入れたいアイテムは? この夏気になる注目のシューズは? などなど……。カジュアルスタイルを上品に演出するテクニックから、おしゃれだけでなく、快適さも備わったモノなど、こだわりをもって徹底レクチャーいたします。

周囲に好印象をもたらしてくれるアイテム選びは要チェック。さまざまなシーンで着映えがかなうワードローブを見つけてください。

宮崎司

宮崎司(みやざき つかさ)

大学卒業後にファッションの専門学校へ進学し、その後スタイリストのアシスタントに付く。独立後は、人気メンズファッション誌を中心に、有名ブランドのカタログや著名人のスタイリングを手がけるなど、幅広く活動。カジュアルからドレスまでジャンルを問わず、特にスーツ系ブランドからの信頼が厚い。また、ECディレクション、企画などの活動も展開している。

涼しくても、きちんと感が出せる鉄板アイテム、シャツ

涼しくても、きちんと感が出せる鉄板アイテム、シャツ(写真は宮崎さんの私物)

今年僕がまず押さえたいカラーは、ベースカラーとなるグレーやブラックとも相性のいい渋めな「くすんだトーン」。グレイッシュなピンクやイエロー、オリーブなど、ナチュラルでちょっとノスタルジックの色味に注目しています。はっきりした色は取り入れるのが難しいけれど、くすんだトーンは肌なじみもいいし、今までトライしたことのない色でも取り入れやすいので、ぜひ新調したい服の筆頭カラーに選びたい。
ここ近年、続いているビンテージブームの流れもあって、昔のデザインを今のカジュアルに取り入れると、今っぽいスタイルに仕上がります。そんな傾向のなかで、シャツの新しいトレンドとして挙げられるのが「開衿のデザイン」。ミリタリー調のひねりや古着のようなテースト、涼しくて上品な麻素材など、ディテールの奥深さに感嘆。モダンなアイテムになって新鮮に感じています。デザインとして完成度が高いので、ジャケットを上に羽織れば、年齢が高い大人でも若い人でもシックに着られて一目置かれるおしゃれ着になるんじゃないかな。

シャツだけでなく薄手のニットなどもインナーに

シャツだけでなく薄手のニットなどもインナーに(写真は宮崎さんの私物)

「半袖のニット」は、毎年リピートしているお気に入りのアイテムです。これは薄手のシルク混なので、装いに欠かせない適度な“上品さ”を約束してくれる上質な素材感と、シンプルなデザインなど、スタイルアップする要素が凝縮されているので、よく選んでいます。ジャケットのインナーとして、シャツを選ぶのが一般的だと思いますが、薄手のニットをぜひトライして欲しい。色味は膨張色であるホワイトより、ニットとジャケットの色をネイビーやブラックなどに統一させることで、上品になってすっきりとお洒落にまとまります。
今日の、Tシャツの上にベストの重ね着は、お気に入りのスタイル。夏にこそ、ベストを合わせて欲しいですね。Tシャツ1枚だとくだけ過ぎる印象もあるので、ベストを加えれば、ジャケットを着なくても、上品にきちんと見せられるし、暑苦しくないので重宝します。黒のインパクトはそのままに、きちんとしつつも気負いがなく、堅くならない装いになるのも魅力です。夏から秋まで活躍するので、手放せない便利アイテムの一つです。

この夏は足元でおしゃれを演出したり遊んでみるもの◎

この夏は足元でおしゃれを
演出したり遊んでみるもの◎
(写真は宮崎さんの私物)

この夏気になるシューズは、軽やかでおしゃれな足元を見せる靴。
僕が今年選んだのはスエードのエスパドリーユ。ジュートソールと快適な履き心地はそのままに、キャンパス地ではなく、スエードでデザインされたモードなルックスに惚れ惚れ。オールブラックというところも洗練度の高さを感じます。
そしてグルカサンダルも注目しています。このグルカサンダルは、スタンダードシューズのようにソールがしっかりしていて、オープントゥではないので、きちんとしているところがポイント大。僕だったらビジネスシーンでもありかなと。ジャケットスタイルにも合うし、活躍頻度が高くなりそう。甲の隙間からソックスの色を見せて、適度な遊びを出してみるのも面白いと思う。

トレンドカラーのホワイトは今年最も取り入れたい要素。相手に涼しい印象をダイレクトに与えるものなのでリュックやバッグ、財布など、“こんなアイテムにホワイトがあるんだ!”というモノに取り入れてグンと今年っぽく装いたい。ホワイトから自由にセレクトして、自分らしいおしゃれを楽しんでみては。

装うことは楽しいし、大事なことだけど、香りも人の心をワクワクさせたり、気持ちを前向きにしてくれるモノ。夏になると、なんだか香りが欲しくなりますね。お香を炊いたり、ボディーコロンを付けたり、ココナッツやバニラの甘い香りは心が華やぎます。20代のときに、よく行っていた大好きなショップの香りが忘れられなくて。近い香りを感じると、一瞬でそのころを思い出して、ジーンとします。香りって、記憶を呼び覚ましてくれたり、思い出を豊かに彩るものですね。早速、グッとくる夏の香りを探しに行こうかな。

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