西武そごう

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SUMMER SPARKLE さぁ、この夏、輝こう。

会期:514日(火)819日(月) 会場:各店=対象売場

※会期は店舗により異なります。

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日ごろの感謝を込めた贈りもののススメ

5.14 (Tue) UPDATE

日ごろの感謝を込めた贈りもののススメ

贈りものをするイベントといえば、誕生日やクリスマスなどが挙げられますが、日ごろの感謝の気持ちや、さりげないコミュニケーションの一つとしてギフトを贈る行為は、今や一般的になりつつあるのではないでしょうか。
贈りものの原点は、相手の喜ぶ顔を見たいという気持ちから生まれる、大切な人への愛情表現ですよね。
ネットでモノを検索すれば、新しいグッズや何かしらの品にたどり着くことはできますが、「喜んでもらえる贈りものってなんだろう?」「心を掴む贈りものって、何を選べばいいの…?」と、迷っていませんか。
そこで、ライフスタイル全般のスタイリングで雑誌やカタログなどを手掛けるスタイリストの渡辺陽子さんに、贈りものにまつわるエピソードとともにちょっとしたギフト選びのヒントを教えていただきました。
愛情がこもった贈りものは、温かい気持ちや粋なセンスを伝え、贈る側と贈られる側との深い繋がりをその先もどんどん広げていくはず。友だちや家族、パートナー、彼や彼女、職場の同僚などにも、日ごろの感謝を込めたギフトを贈りませんか。

渡辺陽子

渡辺陽子(わたなべ ようこ)

スタイリスト。室内空間・テーブル周り・フードなど、ライフスタイル全般のスタイリングやコーディネートを得意とし、広告・カタログ・雑誌などを手掛ける。

漆塗りの曲げわっぱ

お菓子を入れた曲げわっぱ(写真提供:渡辺陽子さん)

贈りものは、相手のことを考えて、「暮らしにそっと寄り添うもの」という想いが込められるもの。
スタイリストという職業柄、こだわりが強いように見えるのでしょうか。カタチに残るようなギフトって、あまりもらったことがないのですが、先日、付き合いの長い友人から「漆塗りの曲げわっぱ」をいただきました。小ぶりなので使いやすく、全体的な印象が堅苦しくない感じが素敵で。
私は、洋菓子を入れたり、花を添えたリキュールグラスを入れて花器として使ったり。油も水もはじく素材なので、かしこまらず、自分らしく自由に使えるところが気に入っています。
きっと私が、色々アレンジして楽しむだろうと想像して贈ってくれたのかもしれませんね。

「くすみカラー」の食器

くすみカラーの食器(写真提供:渡辺陽子さん)

私が暮らしに寄り添うものを贈るなら、まずは雰囲気があるのに主張せず、料理をおいしく見せて、和にも洋にも合わせやすい器を選びたい。たとえば、トレンドのグレーやベージュの「くすみカラー」の食器はどうでしょうか。大きいプレートに違う色のプレートを重ね合わせて使うのも楽しいので、トーンをそろえず選ぶのも面白いと思います。

そして、料理好きな友人に贈るなら、日常使いできるけれど珍しい、こだわりのある「塩」や「オリーブオイル」。気に入ったものに出会ってしまったら、特別な意味を持たない日であっても、気軽にプレゼントしたいです。

贈りものには“大きさ”を気にする間柄もあるな、と思っています。以前、仕事仲間で結婚が決まった男性に、お祝いとして少し奮発したお箸を贈りました。お仕事カバンに入るコンパクトなものがいいかなと思って。
暮らしに寄り添うものという選び方に加え、贈りもののサイズも時と場合において選ぶ基準の一つかも。

それから、なかなか自分では選ばないけれど、日常に溶け込む「ちょっと贅沢なもの」をいただくってテンションが上がりますよね。たとえば、サンダルウッドやマンダリン、フィグ系のいい香りのハンドソープとか。消耗品ではあっても、プチ贅沢なものは贈りたいアイテムの一つです。

そしてもはや私の定番と言えるのが、旅先のお土産など、身の回りの人たちに、安くて可愛い雑貨“プチプラギフト”を贈ること。感動や情報をシェアしたいマインドなのかも。
そこで大切にしているのは、ものを包むパッケージのオリジナリティー性。サステナブルの視点から、捨ててしまうラッピングはわざわざお願いせず、たとえば、料理で使うワックスペーパーに包んで、麻紐で巻いて、庭に生えているローズマリーをちょこっと添えてみたり、好みのエコバッグに入れて、そのまま「どうぞ」というパターンも。堅苦しくないようにまとめることも大切にしたいと思っています。

ジンジャーシロップ 銅のメジャースプーン

上:ミントフレーバーティー
右:銅のメジャースプーン
(写真提供:渡辺陽子さん)

この季節は、帰省のチャンスも増えて家族へのギフトも増える時期ですよね。
母にプレゼントするなら、飲み物やデザートにかけて楽しむ「ジンジャーシロップ」や紅茶の「ミントフレーバー」は、普段飲みにはちょっと贅沢なものなので、喜ばれるんじゃないかな。
父には、男前なツールを贈りたいですね。コーヒー好きの父に、コーヒー豆や粉を計る、「銅のメジャースプーン」を。使い込むごとにゆっくりと変わっていく色の深みは、使い続けるほどに楽しめるアイテムです。一緒に過ごすことが少なくなってしまった父に、本当にあげるべきものは、ゆっくり話をする時間なのでしょうけど…。

この夏はギフトを贈って、相手をにんまり笑顔にさせる、ワクワク感を楽しんでください。

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