大正末期から昭和初期にかけて珠玉の作品を発表し、西條八十から「若き童謡詩人の巨星」と称えられた金子みすゞ(1903-1930)が26歳の短い生涯を閉じてから80年が経ちました。みすゞの詩は没後ほとんど忘れ去られていましたが、矢崎節夫氏(児童文学者・金子みすゞ記念館館長)の16年間にわたる調査の末よみがえり、今では小学校の教科書に紹介されるほど身近なものとなりました。目に見えないものに深く優しいまなざしを向け、小さな命を慈しむその詩は、私達の心の奥底に沁みとおるように響いてきます。
本展では、新たに遠縁宅から発見されたみすゞの少女時代の写真を公開。さらに遺稿が記された3冊の手帳や、投稿作品が掲載された雑誌、みすゞが生まれ育った仙崎や暮らした下関での貴重な資料をひもとき、その生涯をたどります。
また、みすゞを愛する著名人63名から寄せられたメッセージや、書画、イラストを展示し、それぞれに込められたみすゞへの思いを、みすゞ自筆の詩とともにご紹介いたします。
代表作『私と小鳥と鈴と』にしるされた"みんなちがって、みんないい。"という詩句のように、ひとりひとりがみすゞの言葉を受けとめ、思い思いに心に刻む貴重な機会となるでしょう。
本展では、新たに遠縁宅から発見されたみすゞの少女時代の写真を公開。さらに遺稿が記された3冊の手帳や、投稿作品が掲載された雑誌、みすゞが生まれ育った仙崎や暮らした下関での貴重な資料をひもとき、その生涯をたどります。
また、みすゞを愛する著名人63名から寄せられたメッセージや、書画、イラストを展示し、それぞれに込められたみすゞへの思いを、みすゞ自筆の詩とともにご紹介いたします。
代表作『私と小鳥と鈴と』にしるされた"みんなちがって、みんないい。"という詩句のように、ひとりひとりがみすゞの言葉を受けとめ、思い思いに心に刻む貴重な機会となるでしょう。
メッセージを寄せた63人の著名人一覧(50音順、敬称略)
- 相田 一人
- あまん きみこ
- 荒木 経惟
- 池内 淳子
- 石井 ふく子
- 一龍斎 春水
- 呉 菲
- 上野 紀子
- 海老名 香葉子
- 太田 治子
- オギノ 芳信
- 尾崎 眞吾
- 小原 孝
- 片岡 鶴太郎
- 上村 ふさえ
- 河谷 史夫
- 北原 照久
- 玄侑 宗久
- 小林 綾子
- 今野 寿美
- 呉 翠華
- 西條 八束
- 酒井 大岳
- 櫻井 龍子
- 佐治 晴夫
- 佐藤 勝彦
- 佐藤 しのぶ
- 里中 満智子
- 佐野 剛平
- 三遊亭 圓窓
- 末永 和之
- 外松 太恵子
- 高畠 純
- 田村 亮
- ちば てつや
- D.P.ダッチャー
- なかえ よしを
- 中島 潔
- 中田 喜直
- 錦戸親方(水戸泉)
- 西村 直記
- 浜 圭介
- 早坂 暁
- 日色 ともゑ
- 廣崎 芳次
- 藤田 朋子
- 武鹿 悦子
- 堀 敏一
- 増田 明美
- 松 たか子
- 松岡 修造
- 松田 ヒシグスレン
- 薫 まどか
- 三木 卓
- 森 清範
- 柳家 小満ん
- やなせ たかし
- 山田 洋介
- 山根 基世
- 吉岡 しげ美
- 吉田 菊次郎
- よしだ みどり
- リリー・フランキー
記念講演会 「みんなちがって、みんないい。-みすゞさんのうれしいまなざし-」
講師:矢崎節夫氏(本展監修者、児童文学者・金子みすゞ記念館館長)
- ◎日時:5月15日(日)午後2時~
- ◎会場:そごう美術館展示室内
- ◎定員:80名さま(先着順)
- ◎参加費:500円 *消費税含む *別途入館料が必要となります。
金子みすゞ いのちへのまなざし ~詩と歌と物語~ 保谷果菜子ひとり舞台
- ◎日時:5月21日(土)午後2時~
- ◎会場:そごう美術館展示室内
- ◎定員:60名さま(先着順)
- ◎参加費:500円 *消費税含む *別途入館料が必要となります。
上記イベントは、それぞれそごう美術館までお申し込みください。
電話 045(465)5515〈美術館直通〉
学芸員によるギャラリートーク
◎日時:5月21日を除く毎週土曜日 午後2時~
開館時間 | そごう横浜店の営業時間に準じます。 ※入館は閉館の30分前まで |
主 催 | そごう美術館、毎日新聞社 |
入館料 | 大人800(600)円、大学・高校生600(400)円、中学生以下無料 ※消費税含む。 ※()内は前売および20名さま以上の団体料金。 ※障害者手帳をお持ちの方、およびご同伴者1名さまは()内の料金にてご入館いただけます。 |
後 援 | 神奈川県教育委員会、横浜市教育委員会 |
協 力 | 金子みすゞ著作保存会、金子みすゞ記念館、金子みすゞ顕彰会、JULA出版局 | ||
監 修 | 矢崎節夫(児童文学者・金子みすゞ記念館館長) | ||
協 賛 | そごう・西武 |