1999年、自ら命を絶つという衝撃的な死から10年を経たベルナール・ビュフェ(1928-1999)。繊細でありながら力強い線描と存在感溢れる作品は、現在でも人々を魅了してやみません。
1928年にパリに生まれたビュフェは、19歳でアンデパンダン展に出品し、若くしてその才能を高く評価されました。鋭い直線により構図と黒を基調とした色彩は、独特の陰鬱な雰囲気を漂わせ、ビュフェは20代で一躍パリ画壇のスターへと登りつめたのです。
そして、30歳の夏、南仏のサン・トロペを訪れた彼は、ひとりの女性と運命的な出会いをします。女性の名はアナベル。美しい容姿と洗練された身のこなしで、モデルとしても活躍していたアナベルは、初対面のビュフェとすぐに意気投合し、ふたりはその半年後に結婚。
以来、ビュフェの死まで、彼らは仲睦まじく生涯を過ごしました。ビュフェはアナベルをテーマにした作品を数多く制作しており、それらはどれもみな彼女への深い愛が表現されています。
本展ではそれらの作品を中心に、デビュー間もないころの風景画や静物画、人気の《サーカス》シリーズまで、静岡県のベルナール・ビュフェ美術館の所蔵品から約60点を展覧いたします。
パリに生まれ、終生フランスで暮らし続けたベルナール・ビュフェ。彼が愛したフランスワインのお話と、作品を紹介しながら、エノテカがお勧めするフランスワインをお楽しみいただきます。
●会場:そごう美術館展示室内
●日時:8月20日(木)午後6時~
●講師:桜井昇氏(エノテカそごう横浜店店長)
●参加費:3,000円(消費税含む)
●定員:50名さま(先着順)
●参加方法:そごう美術館までお電話でお申し込みください。
●電話:045(465)5515〈美術館直通〉
毎週土曜日午後2時から
小学生・中学生の方を対象に「夏休みワークシート」を用意しました。展覧会をより面白く鑑賞する手引きとなりますので、ぜひご利用ください。
そごう美術館で開催された過去の展覧会図録を本展覧会会期中
(7月29日~8月31日)に限り、20%~50%OFFで販売いたします。
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