200余年の歴史を誇るプラハ国立美術館は、ヨーロッパ有数の美術館として西洋絵画の名品を所蔵しています。本展では同美術館の所蔵品のうち、16世紀から17世紀にかけて描かれたフランドル絵画黄金期の秀作70点を展覧するものです。
農民の日常生活を数多く絵にしたブリューゲル一族や、ヨーロッパ各国の王侯貴族から絵の注文が殺到した人気画家ルーベンスなど、宗教画、風景画、風俗画、静物画と、あらゆるジャンルの作品が出品されます。それらの絵には、比喩や教訓的な意味合いが含まれたものも多く、絵を読むという視点からも楽しめる作品群といえるでしょう。ヨーロッパの古典絵画の名品と、描かれた絵に込められた謎に触れる絶好の機会です。
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