誰もいない季節外れの静かな海辺。穏やかな風景の中にたたずむ女性や動物。今では使われなくなった時計や楽器、人形たち。美しい色彩に包まれたこれらの作品は、みる人を優しく幻想的な世界へと誘います。
1937(昭和12)年北海道に生まれた福井爽人は画家を志し上京、東京芸術大学で日本画を学びます。同大学大学院在学中に院展へ初入選し、以後入選を重ね院展を舞台に活躍する一方、東京芸術大学で後進の指導を続けました。現在日本美術院同人・理事として作品の発表や画壇の発展のために幅広く活動するなか、2005年3月に長年教授として勤めてきた東京芸術大学を退任、今後新たな画境が開かれることと期待されます。
本展は、画家自らが厳選した約90点の作品を一堂に展覧する回顧展です。会場では院展出品作を中心に新作から初期へと作品を遡りながら45年におよぶ画業をたどり、叙情豊かな世界に満ちた福井芸術の魅力に迫ります。
展覧会名
福井爽人展
~遙かなる叙情世界~
会 期
2005年3月4日(金)~4月3日(日)
※会期中無休
開館時間
午前10時~午後8時
(最終日は午後5時閉館、入館は閉館の30分前まで)
入館料
一般:800(600)円、大学生・高校生:600(400)円、
中学生・小学生:400(200)円
*消費税含む *( )内は前売り及び20名以上の団体料金
会 場
そごう美術館(横浜駅東口・そごう横浜店6階)
主 催
(財)そごう美術館、日本経済新聞社
後 援
神奈川県教育委員会、横浜市教育委員会
協 力
東京芸術大学、(株)小林画廊
当館学芸員による作品解説 ◎毎週土曜日 午後2時より
〒220-8510 横浜市西区高島2-18-1/電話045(465)5515<美術館直通>