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ガース
期 間 2002年4月24日(水)~5月19日(日)
場 所 そごう美術館(そごう横浜店6階)
開館時間 午前10:00~午後8:00
*最終日は午後5時閉館。
*入館は閉館の30分前までです。
◆休館日◆
会期中無休
◆入館料◆
大人800(600)円/大・高生600(400)円/中・小生400(200)円
* ( )は午後6時以降の入館料
* 毎週土曜日は高校生以下無料
sakuhin

ガース
【主 催】
そごう美術館、NHKプロモーション
【後 援】
神奈川県教育委員会、横浜市教育委員会、NHK横浜放送局
【企画協力】
NHKきんきメディアプラン


毎週土曜日
午後2:00~



挿絵画家・絵本作家として世界中に多くのファンをもつガース・ウィリアムズ。今回の展覧会では、魅力あふれるガース・ウィリアムズの作品群を2部に分けてご紹介いたします。

「大草原の小さな家」シリーズ(ローラ・インガルス・ワイルダー[1867-1957]作)は、現在も世界中で愛読されており、テレビドラマとしても幾度となく放送されている名作です。この物語は、1870~80年代にアメリカの大自然の中で開拓生活を営んでいた少女ローラとその家族の記録がもとになっています。第一巻の「大きな森の小さな家」は、1932年、ワイルダーが65歳のときに出版され、大評判となります。さらに彼女は亡くなるまでに「農場の少年」、「大草原の小さな家」など7冊の本を著しました。
 この「大草原の小さな家」シリーズにさらなる魅力を加えているのが、ガース・ウィリアムズの挿絵です。新版(1953年発行)の挿絵の依頼を受けたガース・ウィリアムズは、当時健在だった作家を訪ねたり、物語の舞台をくまなく旅したりして、10年もの歳月をかけて挿絵を仕上げました。こうして仕上げられた挿絵には、当時の生活の様子が軽快なタッチで生き生きと表現され、登場人物の息づかいまでが伝わるようです。
 本展の第一部では、ローラたちの足跡を、ガース・ウィリアムズの原画約50点を中心に、スケッチ、初版本、資料でたどります。

 ガース・ウィリアムズは「大草原の小さな家」シリーズのほかにも優れた挿絵、絵本作品を多く残しました。
 第二部では、わが国でも人気の高い「しろいうさぎとくろいうさぎ」「シャーロットのおくりもの」をはじめ、日本未発表の作品を含めた貴重な原画約87点を一堂に公開、動物をモチーフに、愛らしいしぐさやユーモラスな表情が表現された作品たちは、見る人の心をなごませてくれるでしょう。
 

ガース・ウィリアムズ(Garth Montgomery Williams)
1912年ニューヨーク生まれ。7歳のときイギリスに渡り、ウェストミンスター美術学校、王立美術大学で油絵、水彩、彫刻などを学んだ後、ヨーロッパ各地を巡りながら絵画制作をする。
1942年アメリカに帰国、ニューヨーカー誌で認められたのを機に、童話の挿絵や絵本制作を本格的に始め、その優れた作品は、世界的に高く評価される。
1996年5月8日、肺炎のためメキシコのグアナフト州で死去。享年84歳。