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日本の風呂敷や袱紗のように「包む」文化から生まれた韓国伝統の布、「ポジャギ」。ポジャギには、端切れを縫い合わせて作るパッチワークのポジャギ「チョガッポ」や、刺繍を施したもの、彩色を施したものなど、様々な種類があります。それは、すべて女性たちの手仕事によるもので、彼女たちは針仕事の後に残された余り布や古着を集め、その端切れ一枚一枚に思いを込めて縫い合わせ、また、刺繍で模様を入れるなど、美しい文様で飾ってきました。このように、心を込めて一枚の布に仕立てられたポジャギは、古くから福を呼び、福を包むとされ、日用品として身の回りのものを包み、覆い、飾り、またお祝い事から儀式まで幅広く用いられてきたのです。
日常生活の中に溶け込んでいたポジャギは、今まで、芸術品としてはみなされてきませんでした。しかし、近年、大胆で斬新なデザインと美しく鮮やかな色彩が、日用品の枠を越えて人々を魅了し、暮らしの中の芸術として注目を集めています。
本展では、韓国刺繍博物館のコレクションから朝鮮王朝時代の刺繍作品、ポジャギをはじめ、衣装、刺繍屏風など約200点を公開し、女性によって綴られてきた韓国伝統文化をご紹介します。
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展覧会名 |
韓国伝統パッチワーク 韓国古刺繍とポジャギ展 福を呼び、福を包む |
会 期 |
2007年2月1日(木)~2月25日(日) 会期中無休 |
開館時間 |
午前10時~午後8時、但し2月13日(火)・14日(水)は午後8時30分閉館、最終日は午後5時閉館、入館は閉館の30分前まで
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入館料 |
大人900(700)円
大学・高校生700(500)円
中学生以下無料
*消費税含む *( )内は前売および20名さま以上の団体料金
*障害者手帳をお持ちの方およびご同伴者1名さまは、ご優待料金(前売料金)にてご入館いただけます。 |
会 場 |
そごう美術館(横浜駅東口・そごう横浜店6階) |
主 催 |
(財)そごう美術館、韓国刺繍博物館、(社)国際芸術文化振興会
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後 援 |
駐日韓国大使館 韓国文化院、神奈川県教育委員会、横浜市教育委員会 |
協 力 |
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監 修 |
許 東華(人文学博士) |
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展示出品の韓国刺繍博物館の許東華館長による古刺繍とポシャギのお話、韓国民族博物館、梨花女子大学博物館学芸員のお話を伺えます。
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日時:2月6日(火)・13日(火)・20日(火)
①午前10:30より
②午後2:30より
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定員:各回20名さま(予約制) |
参加費:5,250円
※別途入館料が必要となります。 |
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お問い合わせ |
そごう美術館
郵便番号220-8510
横浜市西区高島2-18-1
電話045(465)-5515〈美術館直通〉 |
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