政治、軍事だけでなく、文化や芸術にも高い関心を寄せたナポレオン(1769-1821)。その才能はあらゆる分野で発揮され、フランスの発展に多大な影響を与えました。本展は、肖像画や自筆原稿、遺品といったナポレオンゆかりの品々をはじめ、同時代の絵画、彫刻、工芸品、家具など約300点を紹介し、その波乱に満ちた生涯を振り返るものです。また、皇后ジョセフィーヌが過ごしたマルメゾン宮殿で使われた筆記台や、ナポレオンがセント=ヘレナ島で使用されたと伝えられる椅子など、貴重な品々100点余りが初公開されます。
2003年、フランスをはじめイギリス、アメリカなど多くの国々で長編テレビ映画「ナポレオン」が放映され、各国で大きな反響を呼びました。本展では『ナポレオン』で使用された華やかな衣装や小道具を公開し、往時の皇帝ナポレオンの時代を再現します。